(Seoul=NSP NEWS) = ドナルド・トランプ米大統領の関税政策や弾劾の影響による政局不安を背景に、先月の外貨預金が21億4000万ドル(約3兆537億8000万ウォン)増加した。特に、ドル預金は約19億ドル増えた。
韓国銀行が24日発表した「2025年1月の居住者外貨預金動向」によると、先月の外国為替銀行の居住者外貨預金は企業預金を中心に21億4000万ドル増え、1034億4000万ドル(約147兆6088億8000万ウォン)に達した。
通貨別では、ドル預金が前月末比で18億8000万ドル(約2兆6827億6000万ウォン)増加した。通常、ウォン・ドル相場が上昇すると為替差益を狙ったドル預金の引き出しが増えるが、不確実性の拡大を受け、企業が余裕資金でドルを確保する動きが強まった影響とみられる。
韓国銀行は「ドル預金の増加は、国内外の不確実性が高まる中、輸出入企業が予備資金を確保したことなどが背景にある」と説明した。
また、円預金とユーロ預金もそれぞれ1億1000万ドル(約1569億7000万ウォン)、8000万ドル(約1141億6000万ウォン)増加した。円預金の増加については、円高による円預金残高のドル換算額の上昇などが影響したとみられる。
主体別では、企業預金が20億8000万ドル(約2兆9677億4400万ウォン)増加し、892億ドル(約127兆2705億6000万ウォン)となった。これは2023年1月の795億7000万ドル(約113兆5463億9000万ウォン)以来、2年ぶりの最高額となる。企業預金が全体のドル預金に占める割合は87%に達し、2016年2月末(87.3%)以来、8年11カ月ぶりの高水準となった。
個人預金は142億4000万ドル(約20兆3204億8000万ウォン)で、前月比6000億ドル(約856兆2000億ウォン)増加した。
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