(Seoul=NSP NEWS AGENCY) = KGMコマーシャル(以下KGMC)が、創業以来初めて海外に輸出し、グローバル市場で電気バスの販売拡大に向けた第一歩を踏み出した。
今回の初輸出で、KGMCは国内中心の企業からKGグループ傘下の輸出企業への転換を図り、グローバル市場の開拓と販売拡大を通じ、早期経営正常化の礎を築くことを目指している。
初の輸出先は、中国ブランドが独占している中南米のパラグアイで、韓国自動車研究院(KATECH)と協力し、環境に優しい電動座席バス(SMART 110E)5台を輸出することになった。
今回の輸出は、KATECHが2024年度の産業通商協力開発支援事業(ODA)の一環として受注したもので、単なる輸出にとどまらず、KGMCとともにパラグアイ現地に自動車部品センターを設立し、電気バスの試験導入と運行を通じて、環境に優しい自動車技術の支援と普及など、国益のための協力を続ける計画だ。
この協力の一環として、8月14日から23日まで、KATECHが主催する産業通商協力開発支援事業(ODA)のために訪韓したパラグアイのハビエル・ヒメネス産業大臣、フスト・サカリアス イタイプダム社社長、ミゲル・アンヘル・ロメロ駐韓大使、KATECHのヤン・ジョンジク本部長ら関係者が、20日と21日にそれぞれKGM本社(京畿道平沢市)とKGMC群山工場を訪問し、国内の環境に優しい自動車産業の発展経験と、パラグアイの自動車産業政策能力強化に関する方策について意見交換し、両国間の信頼増進と協力強化について話し合った。
一方、KGMCは、パラグアイ現地に電動座席バスが納入される予定の11月に、パラグアイ大統領など政府の高官を招待し、電動座席バスのローンチおよび1号車の引渡し式を行う予定だ。また、KGMCは今回のパラグアイ輸出を足がかりに、今後RHD(右ハンドル)市場を中心としたアジア太平洋地域で積極的な現地マーケティングと攻撃的な市場攻略を通じて、海外市場の開拓と販売拡大を推進する計画だ。
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