(Seoul=NSP通信) minjung kim Journalist = ネット銀行(DirectBank)カカオバンクに対して最近金融業界では「カカオバンクにこれ以上革新がない」という話が出ている。
カカオバンクが前面に掲げた革新は「顧客が多く、よく使うこと」だった。 しかし、カカオバンクが前面に掲げた「非対面」サービスのずさんさが発見され革新が色あせた。
カカオバンクは顧客の個人情報が含まれた貸出書類をコールセンター下請け職員に任せたことで、顧客らは個人情報流出の危険について懸念した。
また、カカオバンクは「完全非対面」住宅担保ローンを発売したが、住宅担保ローン関連根抵当権設定と所有権移転登記書類は対面で処理した。すなわち、顧客は「完全非対面」サービスを受けられなかった。
カカオバンクが発足当時から掲げた「ATM(AutomatedTellerMachine)送金手数料無料、共同証明書なしでも使用可能」等のサービスも他の銀行が類似のサービスを出し競争力を失った。
それだけではない。
カカオバンクの新事業進出にもカード業界関係者たちは「金融消費者はもはや一枚のカードだけを使わずに、特典に応じて数枚のカードを選んで使う」として「カード業界自体が革新を探すのは容易ではない」と話した。
また、カカオバンクの今年上半期の利子利益は4179億ウォンで前年同期比54.1%増加したが、非利子利益は170億ウォンで前年同期比32.3%減少した。これはカカオバンクが預貸マージンではなく、他の事業で稼ぐ収益がますます減ることを意味する。革新的な銀行になるためには、他業種と提携を結んで多様なサービスを試みなければならないが、そうでなかったため革新から遠ざかったという意味だ。
これに対してカカオバンク関係者は「カカオバンクが今までは家計貸出だけでポートフォリオを構成したが、年内に個人事業者対象金融商品も発売し、企業金融にも進出する」とし「新しい事業をする余力はある」と革新に対して再び挑戦する意志を表現した。
NSP通信 minjung kim Journalist alswjd5176@nspna.com
著作権者ⓒ韓国の経済ニュース通信社 NSPNEWS·NSPTV。 無断転載 - 再配布禁止。